【石川県小松市】日本自動車博物館の貴重な展示車両⑨【トヨタカローラ】
2024.05.31
石川県小松市
日本自動車博物館
2023年5月から一年ぶり
2024年5月に再びおじゃましました。
石川の皆さまに
エールを贈る思いで
日本自動車博物館の
展示車をご紹介します。
日本自動車博物館さまに再度許可を得ています。
今回は
トヨタカローラ1100DX 1969年
初代カローラです。
カローラは
初代発売の1969年から2001年まで
33年間も日本国内で最も売れた車でい続けました。
2002年に何が起こって
どんな車に追い抜かされてしまったのか
ご存知のあなたは相当な車好きです。
単一車種として世界最多の販売台数を誇る車です。
なぜカローラは売れ続けるのか
お客様に支持され続けるのか
ここにあまり焦点が当たらないことに不思議に感じています。
そのカギはこの車にあります。
トヨタパブリカ 1962年
パブリカも初代カローラも
同じ開発責任者。
元航空機技術者で
自動車界の偉人。
パブリカは
まさに航空機発想の設計。
必要充分な空間と性能
軽量で低燃費
高いコストパフォーマンス。
超優秀な実用車のはずでした。
残念ながら商業的には成功しませんでした。
合理的で割り切った設計は
お客様からは質素に感じられたそうです。
これが官に納める航空機と
民に納める乗用車の違いです。
車を買ったらやっぱり自慢したい。
いいの買っちゃったって満足感に浸りたい。
民の、大衆の深層心理に気づいたのです。
航空機の感覚にとらわれず
柔軟な姿勢で失敗から学び
乗用車開発に臨んだ先輩方の姿を感じました。
パブリカと初代カローラを並べる
日本自動車博物館のセンスは素晴らしい。
初代カローラはパブリカの反省を踏まえて
開発されました。
カローラの厚みのある豪華なフロントマスク。
美しいサイドのメッキライン。
受け取るお客様の視点でモノをつくる。
当たり前のようでとても難しいことです。
技術屋のこだわり
オーバースペックなモノを押し付けられても
お客様は喜ばない。
どんなにコストパフォーマンスが良くても
欲しいと思わせる何かがなければ
お客様の気持ちは動かない。
初代カローラは
あらゆる点でお客様を満足させる
品質、性能をもちながら
過剰なところは決してなく
当然不足もない。
豪華さとスポーティさで
プラスαの魅力を備える車です。
この精神は今のカローラシリーズに受け継がれています。
技術者の奢りではなく
お客様の視点で商品を考える。
トヨタ自動車は初代カローラの時点で気づいていたのです。
なかなか出来ないことだと思います。
時代ごとに変わる大衆が求める車像に的確な答えを出し続けた。
それがカローラの歴史なのだと思います。
過去には4ドアハードトップや3列シート車、2ドアクーペも存在したカローラシリーズ。
今はSUV
時代が求める大衆車像を具現化しています。
カローラクロス
多くのお客様が求めるスペックでまとめられた
高い満足を感じていただける1台です。
技術者のひとりよがり
お客様不在の自動車開発をしていると
カローラのように世界中で愛させる車は出来ないのだと感じました。
過去の車から開発の先輩方の姿勢を感じ
トヨタの車が愛される理由を再認識することができました。
魅力的な車に出会える
日本自動車博物館
ぜひとも訪れていただきたい場所です。
貴重な自動車を見て石川の皆さまを応援しましょう。
愛知トヨタ小牧村中店
ブログ担当田中
次回は6月4日更新予定。
またねー
日本自動車博物館
2023年5月から一年ぶり
2024年5月に再びおじゃましました。
石川の皆さまに
エールを贈る思いで
日本自動車博物館の
展示車をご紹介します。
日本自動車博物館さまに再度許可を得ています。
今回は
トヨタカローラ1100DX 1969年
初代カローラです。
カローラは
初代発売の1969年から2001年まで
33年間も日本国内で最も売れた車でい続けました。
2002年に何が起こって
どんな車に追い抜かされてしまったのか
ご存知のあなたは相当な車好きです。
単一車種として世界最多の販売台数を誇る車です。
なぜカローラは売れ続けるのか
お客様に支持され続けるのか
ここにあまり焦点が当たらないことに不思議に感じています。
そのカギはこの車にあります。
トヨタパブリカ 1962年
パブリカも初代カローラも
同じ開発責任者。
元航空機技術者で
自動車界の偉人。
パブリカは
まさに航空機発想の設計。
必要充分な空間と性能
軽量で低燃費
高いコストパフォーマンス。
超優秀な実用車のはずでした。
残念ながら商業的には成功しませんでした。
合理的で割り切った設計は
お客様からは質素に感じられたそうです。
これが官に納める航空機と
民に納める乗用車の違いです。
車を買ったらやっぱり自慢したい。
いいの買っちゃったって満足感に浸りたい。
民の、大衆の深層心理に気づいたのです。
航空機の感覚にとらわれず
柔軟な姿勢で失敗から学び
乗用車開発に臨んだ先輩方の姿を感じました。
パブリカと初代カローラを並べる
日本自動車博物館のセンスは素晴らしい。
初代カローラはパブリカの反省を踏まえて
開発されました。
カローラの厚みのある豪華なフロントマスク。
美しいサイドのメッキライン。
受け取るお客様の視点でモノをつくる。
当たり前のようでとても難しいことです。
技術屋のこだわり
オーバースペックなモノを押し付けられても
お客様は喜ばない。
どんなにコストパフォーマンスが良くても
欲しいと思わせる何かがなければ
お客様の気持ちは動かない。
初代カローラは
あらゆる点でお客様を満足させる
品質、性能をもちながら
過剰なところは決してなく
当然不足もない。
豪華さとスポーティさで
プラスαの魅力を備える車です。
この精神は今のカローラシリーズに受け継がれています。
技術者の奢りではなく
お客様の視点で商品を考える。
トヨタ自動車は初代カローラの時点で気づいていたのです。
なかなか出来ないことだと思います。
時代ごとに変わる大衆が求める車像に的確な答えを出し続けた。
それがカローラの歴史なのだと思います。
過去には4ドアハードトップや3列シート車、2ドアクーペも存在したカローラシリーズ。
今はSUV
時代が求める大衆車像を具現化しています。
カローラクロス
多くのお客様が求めるスペックでまとめられた
高い満足を感じていただける1台です。
技術者のひとりよがり
お客様不在の自動車開発をしていると
カローラのように世界中で愛させる車は出来ないのだと感じました。
過去の車から開発の先輩方の姿勢を感じ
トヨタの車が愛される理由を再認識することができました。
魅力的な車に出会える
日本自動車博物館
ぜひとも訪れていただきたい場所です。
貴重な自動車を見て石川の皆さまを応援しましょう。
愛知トヨタ小牧村中店
ブログ担当田中
次回は6月4日更新予定。
またねー